インクル―シブ教育を目指して

F1003628.jpg F1003633.jpg

 映像を通してみる想像を絶するような現状。言葉が見つかりませんが、西日本豪雨の被災地のみなさん、台風8号が直撃した沖縄の宮古島、石垣島のみなさんの今後が心配です。
 多くの皆さんが辛い思いをしている時に、どうしようかと迷ったのですが、本日の沖縄タイムスに採用された原文を紹介したいと思います。

   インクル―シブ教育を目指して                                                                                           大沼 直樹=73歳
 沖縄県立ろう学校は、公立の普通学級に通う聴覚障がい児を対象に、体験授業を毎年公開している(本誌6月20日付)。これはマルチ・トラック型のインクル―シブ教育の一環といえる。
 インクル―シブ教育は共生社会の基礎となるもので、日本の将来にとって重要な視点である。国連は障がいの有無にかかわらず、同じ空間で共に学ぶフルインクルージョン型を理想としている。
 しかし、個々のニーズを大切にする障がい児は、集団的枠組で効率化を促す教育的土壌の中で阻害されてきた歴史があり、世界の多くは、特別支援学校や通級等、多様な場を活用したマルチ・トラック型を通して、皆が共に学べる理想の学校を目指している。 
  沖縄ろう学校はじめ全国の特別支援学校は、地域との交流教育を毎年実施しており、共生社会の基礎をじっくり固めていく努力を続けている。
 これからも、こうした地道な実践をマスコミもできる限り取り上げて欲しいと切に願う。(那覇市)
スポンサーサイト

「生命誌」の中村桂子さん

20121208092642_20180705223008bf9.jpg
 沖縄は、梅雨に戻ったようなどんよりした天気です。ちょっと気温も低いような気がします。
 講義の準備とW杯サッカー観戦で、生活のリズムが若干乱れています。4年に一度。観応えのある息詰まる試合も多くあっという間に90分が過ぎていきます。
 生命の歴史を読み取る「生命誌」を提唱する中村桂子さんは、紛争や環境破壊など世界規模の問題が起きている今、自分や家族の命だけではなく、すべての生き物の命まで広げて物事を考えることを提案しています。
 中村さんは、「生物学上、健常と障がいという区別はなく、繋がっている。障がいがあってはいけないとしたら、一人として生きられない。」と述べています。

南方熊楠の「当たって包み込む」に学ぶ

20130227131050_20180705015714428.jpg

 いいね ! をありがとうございます。紙面を通してお礼させていただきます。

 台風7号の影響なのでしょうか。大雨の被害の凄まじさがテレビの画面を通して伝わってきます。言葉が見つかりませんが、当事者の皆さんへのお見舞い申し上げます。

 先日テレビで若いころから関心のあった「南方熊楠」観ました。自分の地域に根差した学問を生涯にわたって追求した熊楠。周囲の一般ピープルを巻き込んで、徹底して自分の好きなこと、興味ある事柄に没頭した熊楠。
 「当たって砕けろ」ではなく、「当たって包み込む」という南方熊楠の精神に学ぶものがありました。

桂歌丸さん死去

20130918221448.jpg F1003622.jpg

 沖縄県庁前の「パレット」開催の『2018 東北物産展』に行き、「ずんだ餅」買い求めました。まだ世の中に知られていない頃、今は亡き母が年に一度ぐらいでしたが、枝豆の最盛期に作ってくれた忘れられない味です。 

 桂歌丸さんが81歳で人生の幕を閉じました。大ファンでした。東京に住んでいた時、週に一度は浅草六区に足を運びました。「笑点」は第一回以来、今なお欠かさず見ています。
 波乱に満ちた歌丸さん生き方にひかれました。遊郭で生まれ、祖母に育てられた。あだ名が「病気のデパート」。満身創痍にもかかわらず落語への飽くなき探究心をもって生涯現役」を貫き通しました。かれの忘れられない言葉があります。
【人間を怒らせること、泣かせることは簡単。しかし、笑わせることは一番難しい。人間で一番肝心な笑いがないのが戦争。あんな思いは二度としたくない】
 笑いを生涯追求し続け、笑いを届けてくださった歌丸さん。本当にありがとうございます。ご冥福を祈ります。

知的障がい児の幸福

F1003588_2018070110162285e.jpg F1003621.jpg 今日から7月に入ります。今朝の琉球新報の「オピニオンくプラス」に採用されたので、末尾に原文を紹介します。
 沖縄県の沖縄タイムスと琉球新報の二紙は、弱い立場にある障がい児(者)に関するニュースをよく取り上げてくれます。「障がい理解」に大いに役立っていると思います。
 私が専門とする重い障がいの子どもたちの多くは、発達段階が一歳前後に停滞せざるを得ない状態にあり、障がい児教育でもマイナー中のマイナーと言われています。
 現実問題として、一昨年の重度の障害者施設での殺人事件に見られるように、納税者にはなれない、税金の無駄遣い、生きている価値がない等々、厳しい声が聞かれることは事実です。
 一方、障害者の権利条約の批准、インクル―シブ教育システムの構築と世界の情勢は変わりつつあります。私は、かれらの教育は「教育は生命に対する畏敬である」という教育哲学や基本的人権の原点にあると考えています。

  重度の知的障がい児の幸福を求めて 
大沼直樹 73歳
重度の知的障がい児の受け皿がないことが動機となり、かれらとその保護者を支援する「遊び場・なんくる~」が結成され20年を迎えた。(本誌6月14日付)
重度の知的障がい児の受け皿がないことが動機となり、かれらとその保護者を支援する「遊び場・なんくる~」が結成され20年を迎えた。(本誌6月14日付)
 宮里代表は、「同じ経験をしている者同士だから、本音で話せる。親の勉強の場にもなる。体制が整い始め受け皿が増えた」という。代表らの努力に敬意を表したい。
 永年、重度の障がい児を担当していた私は、保護者が「受け入れてくる施設もないし、私たち両親が亡くなったあとの将来が心配だ」と話していたことを思い出す。
 近年、海外のICFや「障害者の権利条約」の影響を受け、障がい児(者)に対する理念や制度は大きく変化した。しかし、重度の障がい者の就業という視点は抜け落ちたままである。確かに、競争と能力主義という現実がある。しかし、「働きたくとも働けない」子どもたちが存在することを皆に知って欲しい。
 かれらの幸福には、共生社会の実現と、家庭や地域のみならず、行政による人的、財政的支援が不可欠と思われる。(那覇市)

プロフィール

naoki426

Author:naoki426
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR